卒業生と現役学生との懇談会[報告]
親和会事務局長 立間 徹(昭和63年工業化学科卒)
平成30年2月16日(金曜日)の午後、工学部5号館にて、化学・生命系3専攻卒業生(親和会会員)と3専攻現役学生との懇談会が開催されました。同様の催しは平成28年から開かれ、今年で3回目になります。今回は、親和会と3専攻学生委員会との共同主催となりました。
この懇談会では、様々な業界・業種で活躍される親和会会員の方々にお集まりいただき、それぞれの経験を語っていただきます。そして、それを聞いた現役学生には、自身の進路を考える上での参考にしていただこう、という趣旨の企画です。
午後1時からの前半の部と、3時半からの後半の部に分けて開催いたしました。前半の部では、親和会会員の卒業生が計14名、現役学生は約60名が参加しました(写真1)。
後半の部では卒業生はすべて入れ替わってやはり14名が参加し、現役学生は約50名が参加しました。学生は前半・後半とも通して出席する人も多かったようです。現役学生の多くは修士課程の1年生でしたが、博士課程の学生や学部生も参加していました。
まずは参加者が52号講義室に集まり、親和会の尾嶋副会長からのご挨拶、開催経緯・趣旨の説明によって懇談会が始まりました(写真2)。その後、卒業生の方々には30分ほど、パワーポイントも使いながら順次、自己紹介をしていただきました(写真3)。
それぞれの卒業生の方が、どのような経緯で現在の職に就かれ、様々な業界・それぞれの企業でどのように活躍されているか、化学系の卒業生はどのような観点から求められているのか、などの話がありました。
続いて5号館3階の2つの会議室に分かれ、1時半から3時半まで、卒業生と現役学生との懇談が行われました(写真4、5)。卒業生からはより詳しい説明があり、現役学生もこの機会にと、積極的に質問をしていました。
出席した卒業生の所属企業は化学系のほか、繊維製品、鉄鋼、医薬品、エネルギー、機械、自動車など、多様な業種に渡っておりましたので、現役学生も、自身が社会に出てからどのように活躍できるのか、その幅広い可能性について、より具体的にイメージできるようになったのではないかと思います。
後半の部も同様に、3時半から4時までの卒業生からの自己紹介、4時からの懇談が行われ、盛会のうちに、午後6時頃に散会となりました。
この懇談会の参加者は、卒業生側、現役学生側ともに、回を追うごとに増えつつあります。今回は参加できなかった卒業生からも、次回は参加して現役学生の役に立ちたいという声をいただいています。来年は、さらに大きな会になるのでは、と期待しています。ご自身が属される業界・職種について、現役学生が知るよい機会にもなりますので、次回は参加されたいという親和会会員の方は、お気軽に事務局までご連絡ください。
お忙しいところご出席いただき、ご自身の経験に基づいたお話を学生に聞かせてくださった卒業生の皆さま、卒業生の出席を快くお許しいただいた所属企業の方々に、お礼申し上げます。また、化学・生命系事務室の皆さまには、準備や学生への周知、後片付けなど、多大なご協力をいただきました。ここに感謝申し上げます。
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